FF8/トラビアガーデンうろうろ

セルフィに直接関係無いのも含め、生徒達や教師の愉快なイベントてんこ盛り。


トラビアガーデンは山に囲まれた所にある為、うっかりすると気付かずに通り過ぎてしまいます。……この地形はミサイルの影響もあるのか?
とにかくトラビアガーデンに入ると、メンバーに入れてなかった為セルフィが走ってきます。扉ががっちり閉まってるので必死に中を覗き込みますが、その荒廃ぶりからミサイルが直撃したとしか思えない状況。それでもセルフィは中を見てくると言って垂れ下がってる網を登って行きます。勿論スコール達も中に入らないと話が進まないので、後を追います。
中に入った所で、メンバーに入れてなかった残りの2人がセルフィを探しに来たと言って現れるので、先に走って行ったと答えるスコール。ひとまずセルフィが走ってった方へ行きます。
行ってみると、元は噴水だったらしい場所の前で、セルフィが友人と喋っているのが目に入ります。話し掛けると友人からセルフィがお世話になってますと言われ、選択肢出現。元来た道からなり右奥の墓場から入り直せば何度でも選べるので、どっちも拝んどくのをオススメ。ちなみに入口方向から噴水前に出てすぐの所に、月刊武器8月号が落ちてます。
左奥へ行くとガレージだった所に出ます。ここから左へ行くと不発だったらしいミサイルが突き刺さって壊れたステージがあります。そして右には天井が落ちた教室。
教室の奥のモニタの前では、修理班の男子2人がモニタを復旧させようと作業してます。スコールがモニタのパネルを操作すると、ガーデンの紋章の下に“ENTER YOUR CODE NO”との文字が映るので、修理班2人の片方が何やら入力。この後成功すればセルフィの個人データが映し出されますが、直後にセルフィが駆け込んできてちゃっちゃとパネル操作して消してあっという間に去って行きます……。
ちなみにこのイベントは単純に確率で判定されるので、何度でも表示されてはセルフィが消しに来ます。勿論大抵は失敗して一瞬だけしか映りませんがッ。


教室からガレージに戻ると、看病疲れと称して寝転がる男子にセルフィが話し掛けてる所に男の子と女の子が駆けつけ、セルフィから貰ったクマのぬいぐるみを無くしたのを謝りに来ます。このイベントの後気を取り直した子供2人は教室へ移動しますが、気になるのは寝転がってる男子……すっげーベストポジションにいる様にしか見えないんだケド……。絶対ガン見してるぞ、アレはッ。
この後もう1度教室からガレージに来ると、トラビアガーデンの制服姿の女子が左で居眠りこいてる私服男子を叩き起こそうとするのが見られます。この居眠り男子、ガレージに行った後で入口から噴水の間の道の所で拝める見回り班と居合わせた生徒2人との会話からすると、どーやらミサイルが飛んできた時も居眠りし続けてた様で……。
ガレージへ行った後噴水前に戻ると、セルフィが墓場に行った事を友人が教えてくれます。この他入口方面から噴水前へ来ると募金を呼び掛ける女子が出現。この募金をするかどうかも選択肢が出ますが、流石に1回だけしか出来無いので注意。以降は入口側から来たかどうかによって募金女子が奥にいる教師に募金するようせっついてたり、トラビアの校風について話してくれたりします。
逆に教室に移動した子供2人の内女の子に対する返答で出て来る選択肢は、教室に入る度に出てくるので何度でも選択可能。つーか1回しか選べないのって、もしかすると募金するかどうかだけなのかな?


最後に墓場でセルフィの呟きを聞いたら、最初に噴水前で友人と話してた時にセルフィが行っていたバスケットコートに向かいます。余談ながら墓場でセルフィがいた場所にはティンマニがあるので、このイベントの前に読んでしまう事も可能だったり。
バスケコートは、ステージから更に左へ行った所にあります。セルフィが来たら帰るからそれまで待機とスコールが告げると、4人のメンバーはコート内に散って行きます。それぞれに話しかけた後、コートを出ようとするとセルフィ登場。カタキ討ちだからと魔女とバトルする時は連れてってとセルフィが言うと、リノアがバトルしなくて済む方法は無いのかと言い出します。
スコールが問い質すと、どうやらリノアの不安の根っこには、幾らレジスタンスとして武器を取って戦っていたとはいえ、ガーデンで何れ戦闘を生業とする為に学んでいたスコール達との戦闘中のペースやテンポの違いがある模様。そうして自分だけ取り残されて、追い付けるのか、追い付けたとしても他のメンバーがどうなってるのかや、どう思っているのかが気になって仕方が無くて考え込んで不安になると。
そんなリノアに対してアーヴァインが同意します。誰かがいなくなるかも、好きな相手が自分の前から消えてしまうかも等と考えながら暮らすのは辛いと。でもだからこそ自分は戦うのだと言って、アーヴァインは自分が孤児院にいた頃の話をします。当時は魔女戦争が終わった頃だった為、アーヴァインを含めてその孤児院にいた子供達には親がいなかった事。その中に好きな女の子がいた事。
それを聞いてセルフィとキスティスが反応します。アーヴァインはガルバディアガーデンで会った時すぐに判ったと言い、これまで何も言わなかったのは自分だけ覚えてるのが悔しかったからと返します。
すると今度はゼルが花火をしなかったかと聞いてくるので、回想の子供時代のアーヴァインの呼び掛けで奥の扉の向こうへ行きます。それと入れ替わりに半透明のスコールを動かせる様になるので、アーヴァイン達を追い掛ける前に少し歩き回ります。
スコールが入ってきた所を戻ると、中庭に出ます。そこだけでなくその奥の扉の向こうの寝室、アーヴァイン達が通って行った扉の向こうの洗濯物を干す物干場の3ヶ所に子供時代のスコールがいるので、接触するとおねえちゃんがいなくなった事に戸惑い嘆くセリフが聞けます。そんな子供時代の自分に対して、我ながら情けなくなると思うしかないスコール。ちなみに物干場に出ると中に戻れなくなるので、左側から海岸へ降ります。
海岸へ出ると、アーヴァインに促されてセルフィ、ゼル、キスティスと、花火をした時の事を思い出します。夜の海岸で花火をする4人の子供達と、そこへ駆け付けて子供だけで花火をしたらいけないんだと言う子供時代のゼル。そんなゼルに、3人の子供がベッドへ帰れとはやし立てます。っつーか1人だけ振り返りもせず花火に夢中になってる子供時代のセルフィ、ゼルだけでなくどうやら昔からこんな調子だった様です。
しかしこれを思い出した事で、ゼルもまた孤児だった事、今の両親に引き取られてバラムに行った事が判明。ゼル自身完全に忘れてた為に、少なからずショックを受けた様であります。
今度は夜の寝室で、子供時代のゼルがいじめられて泣いてる場面になります。そこへここにいる誰の子供時代でもない子供が現れ、更にはやし立てます。
それはサイファーの子供時代の姿でした。そしてアーヴァインは半透明の今の姿でそれを見ているスコールに声を掛けて立ち去り、スコールはそれぞれの子供時代の姿に接触して、当時のそれぞれに対する印象を思い出します。っつーかアーヴァインがいた事を全く覚えてないスコール、サイコーです。


回想からバスケのコートに戻り、アーヴァインはサイファーもそこにいた事、リノア以外のここにいるメンバー全員が一緒にいたと言います。そこでスコールがいた事を思い出したメンバー達の視線を受けながら、スコールはそれを認め、以前夢に出て来た雨降る風景の中で、その頃いつもおねえちゃんの帰りを待っていたと言います。そしてそのおねえちゃんこそがエルオーネだと。
エルオーネは当時そこにいた子供達より少し年上だった為、みんなからおねえちゃんと呼ばれていた事、どんな意味があるか判らないものの、みんなが同じ孤児院にいたと言うスコール。場面は再び昼の海岸になり、話題はエルオーネの事になります。
以前エルオーネをバラムガーデンで探した時に、過去を変えたいと言っていた事を告げるスコール。キスティスはその理由は1つしかないと、セルフィは今が幸せじゃないんだろうと言います。
スコールとは逆に、アーヴァインはエルオーネがおねえちゃんだった事を忘れていた模様。しかしスコールがおねえちゃんを独り占めしてたのだけはきっちり覚えてます。そんなアーヴァインに、スコールはよく覚えているなと尋ねます。そして自分とサイファーを引き合いに出し、どちらも性格的に引き取り手が無かった為に5歳ぐらいでガーデンに入った事、にも関わらず互いに孤児院の時の事を話した覚えが全くない事、それをおかしいとさえ思わなかった事を話します。
そこでキスティスがバラムガーデンに来た経緯と、当時の事を思い出します。引き取られた迄はよかったもののそこで上手く行かず、10歳でガーデンに入った事。その時そこにサイファーとスコールがいる事に気が付いた事や、当時から2人がいつもケンカしてた事、スコールに逃げればいいと言ったら1人でも頑張らなきゃおねえちゃんに会えないと返された事等々。それでキスティスはおねえちゃんの代わりになろうと頑張っては見たもののそれも叶わず、気が付けばそれらの記憶も忘れてしまい、教官になってからもスコールの事が気になるのを恋だと勘違いしてたのは、おねえちゃんになろうとしていた気持ちが残っていたからだと1人納得してしまいます。……リノアの登場で諦めは付いてたとはいえ、これはこれでそれなりにショックだった模様。
セルフィが孤児院のあった場所を思い出せなくて戸惑ってたり、ゼルが自分達が余りにも多くの事を忘れまくってる事への疑問を口にするのを聞きながらキスティスに話し掛けると、多分サイファーも同じく忘れてるのだろうと言い出します。しかしスコールを見ると忘れてしまった記憶を刺激される為、それで絡んでは喧嘩をふっかけまくっていたのだろうと。
アーヴァインは、それらの忘却の原因はG.F.を使う代償だと言います。実体を持たないG.F.が頭の中、特に思い出と呼ぶ類の記憶領域に居場所を作ろうとするから忘れてしまうのだと。キスティスがG.F.反対派が批判として流している噂だと反論しますが、アーヴァインはそれなら何故自分だけが色々覚えているのかと返します。アーヴァインがG.F.を使い始めたのはスコール達と行動する様になってからと言う、経験の差がそこにあります。そんな訳でキスティスはやはりバラムに来てからG.F.を使う様になった筈のセルフィはどうなのかと尋ねますが、何故かセルフィは考え込んでしまいます。
そんなセルフィに話し掛けると再び寝室へ場面転換。セルフィが言うには12歳の時の野外訓練で倒したモンスターにG.F.が入っており、そのG.F.をしばらくジャンクションしていたとの事。処がそのG.F.の名前を思い出せないと言います。
G.F.が忘却に関わっているとなると、このまま使い続けるべきか否かと言う事になります。しかしスコールは戦い続けるにはG.F.の力は必要だからと、躊躇いも無く使う事を選択します。ゼルは最初は否定するものの、今となっては黒歴史として否定したい様な孤児院での事は忘れてもいいから、今バラムにいる両親を守るための力として使う事を選びます。セルフィは日記をつけてればそれをきっかけに思い出せるかもしれないと言い、どうせなら消えて行く思い出の代わりに沢山の思い出のタネを作ろうと続けます。


ここでキスティスが、孤児院で親代わりだったまませんせいを思い出せるかと聞いてきます。優しい顔をした、いつも黒い服を着ていたまませんせい。その姿を思い出すと同時に、長い黒髪と黒い服の女性の幻影が表れます。そして1度思い出してみたらある人物と似ている事に気が付きます。
それは魔女イデア。アーヴァインはそれを肯定し、まませんせいの名前がイデア・クレイマーだと、そしてあの魔女イデアだと告げます。そして何故あのまませんせいが、現在の恐怖を振りまく存在と化したのかはここで話していても判らないとも。
どちらにせよSeeDやガーデンと言った仕組みを考えたのがイデアと言うのは、以前シドが言っていた事からも確かです。しかしここでスコールは収容所で拷問された時との矛盾に気が付きます。考え出した本人であるイデアならばSeeDとは何かを知っている筈なのに、何故それを知りたがっていたのかと。
1人で考え込むスコールにアーヴァインが聞いてるのかと声を掛けた所で、今度は中庭に場面転換。自分以外全員忘れてた事を思い出させてまで言いたかったのは、リノアが言いたい事は判るけれども、それでも自分が決めてきた事を大切にしたいから戦うんだと言う事。何より戦う相手がまませんせいだと知ってた方がいいと思ったからだと。
アーヴァインは、人生に無限の可能性があるなんて信じてないと言います。アーヴァインにとって選べる道はいつも少なく、時には1つしかなかったと、だからこそ選んできた、選ばなければならなかった道を大切にしたいと。それが今アーヴァインがここにいる理由故に。相手がまませんせいである上、G.F.の代償としても、大切なものを失う可能性は否定出来なくても。
何より、孤児院とは言え子供の頃一緒にいた自分達が様々な理由で離ればなれになり、子供だった為に1人では生きて行けずどうしようもなくて泣くしかなかったけれど、理由はどうあれまた一緒にここにいる事。リノアを始めとする新しい仲間や友達がいる事。昔と違って戦う力を得たからこそ、黙って離れ離れにされない為にも戦うのだとアーヴァインは言います。それが少しでも長く一緒にいる為に、自分が出来る精一杯だからと。
回想から現在のバスケのコートに戻り、これから自分達がすべき事を再確認。セルフィが言う様に相手がまませんせいなのは心情的に厳しいけれども、それはキスティスの言う通り状況次第でガーデンの卒業生同士が戦う事になるのと同じでもあります。
そしてスコールはリノアに向き直り、自分もみんなも護る為に戦う事しか方法を知らないと言います。その上で、それでもよければ一緒に来て欲しいと、それをみんなも望んでいると。リノアは戸惑う様に視線を上に向けますが、そこへ白いモノがゆっくりと降ってきます。トラビアでは妖精の贈り物と呼ばれてるモノです。いわゆる雪?
話がまとまった所でバスケコートから離れる一行。しかしリノアはスコールを呼び止め、みんな強いんだねと呟きます。それに対してスコールは、強いと言うのとは違う気がすると考えます。深く考えると身動きが取れなくなるのが恐いからだろうと。しかしそれは口にせず、代わりに戦わなくて済む方法が見つかればいいなとリノアに言うのでした。
そんな調子で今回はオシマイ。