地震当日から今日迄の事をだらだらと

思い付くまま箇条書きしてみる。まあメモ代わりみたいなモンってコトで。


3.11

  • いつもの様にBS1をBGMにぱそと睨み合ってた所で地震発生。人が来てた事もあって、速報画面から「これ絶対海辺の方は津波来るよな」とか言ってたら停電。
  • ゆーっくりした揺れが長々続く内に戸棚が開いてコップが落下して破損。しかしこの時自分が守りに走ったのは、魔窟と化した本の山の方だった……ι
  • この後余震が続くので来てた人々はウチに足止め状態。
  • 元々ウチの方は電波受信状況が弱いっつーか狂ってるのもあって、ケータイは繋がらない。固定電話も撃沈してしまった為、ウチに来てた人達も落ち着かない様子。とりあえず午前中に無性に食いたくなって買ってきたまんじゅうを提供してその場をごまかす。
  • ついでに割れたコップの破片を掃き集める。戸棚は仕方が無いのでコンビニ袋の小さいのをヒモ代わりにして把手を縛る。
  • そーいや「どーせラジオ聞ければいいっつーんなら」っつって買っておいた手回し充電式ラジオが重宝がられてたな。
  • 日が沈みかけた頃ぐらいだったか、やっとケータイが繋がった相手と話を付けたらしく、ウチに来てた人達帰宅。
  • 夜になっても停電続く。仕方が無いんで懐中電灯で明かりを得るが、使い捨てカイロだけで寒さをしのぐにも限界があるんで、22時頃夕メシを諦め、寝る前の薬を飲んで就寝。但し水で飲むしか無かった為、ハラ具合ヤバシ。


3.12

  • っつー訳で2時頃急激なゲリに見舞われ、懐中電灯を手に厠に駆け込む。この後何度も駆け込んださ。
  • あまりにもハラが落ち着かないんで、コート迄着込む。しかしそれでも起きようとしない辺りがダメ人間クオリティ?
  • カップ麺の差し入れを貰う。自分がラーメンでゲリ起こす事もあってうどんとヤキソバだったけど、それでもやっぱり食った後でゲリ発生……
  • まあガスは生きてたおかげで湯を沸かす事が出来ただけマシか。とりあえず前日飲みようが無かった夕メシ分の薬を飲む。
  • オカゲでこの日は1日4食。しかし状況を考えると量をケチらざるを得ないんで、食パン1枚とかインスタント味噌汁1杯とかで誤摩化した……
  • そんな食生活だから、やっと収まりつつあった下血再発。
  • 停電からほぼ24時間経過した15時頃、停電が解除されました。
  • そしてTVに映し出される被害状況を見て、やっぱ視覚イメージのインパクトのデカさを再認識。ラジオで聞いてたとはいえ、耳から入った情報を頭の中で再構築する手間がかからない分だけ理解しやすいというか。
  • 16時頃、花粉症で消費しまくるティッシュを買いに、歩いて10分程の所の雑貨屋へ。みんな停電でコリたのか電池類全滅してたのに思わず笑う。考える事は皆同じってか。
  • ついでに自販機で暖かいお茶を買ったら、流石に1時間では暖まりきらなかったのか生温かった。
  • 21時頃、友人知人連の中で自分が1番震源に近い所にいる事に気が付いたんで、とりあえずこないだのデータクラッシュから拾い上げられた2人の所に生存報告のメールを送り付ける。
  • 妹の所にも連絡を付ける。
  • 妹曰く「やっぱりケータイ持つべき!」どーやら自分に関する親戚からの生存確認が全て妹の所に回った模様。こりゃしばらくこのネタでせっつかれる事になりそうだ……。
  • だが電話嫌いなんで、出来ればこのままスルーしたい。
  • 処でBS1に限らずNHKの番組編成は潔いくらい地震関連ですな。流石は公共放送。
  • そんでもって電力復活するちょっと前ぐらいから、余震で揺れても「ああまた揺れてら」程度にしか感じなくなってた。慣れって凄いっつーより、もーちっと危機感持てよ自分。


3.13

  • 大崩落を免れたとはいえ、強烈な余震が来て崩れたら困るので、日がな1日本の山を片付けてました。
  • そうは言ってもついつい読んでしまうのは本好きの性分ってモンで。
  • そんな調子だから1日で片付く訳が無い。そもそも1日じゃ足りねーよこの量。
  • そしてニュースで流れる「計画停電」なるシロモノ。地域毎にグループ分けするのはいいんだが、1番電気を使いたい時間帯に停電予定が入ってる地域が固定化されるのは流石にどうかと思う。


3.14

  • 介助が必要な身内の通院付き添いの役目が回ってきたんで、福祉タクシーなるモノで病院へ。つか障害者割引が効くと料金が随分違うなあ……。
  • とはいえ家の目の前と病院入り口迄行って貰えるんだからと、1人で帰しましたが。歩ける範囲は歩いて貰わにゃいつまでも回復しないし。流石に院内は車椅子とは言えさー。
  • そーして自分の為の食料を買いに行く。
  • この時点で既に己のハラがカップ麺を受け付ける状態では無くなっていたので、とりあえず早茹でマカロニとスープの元になる様なモノを適当に選択。どーせ下血してる状態じゃ食物繊維の接種は厳しいし。
  • しかし漆喰壁はあらかた崩落しまくりだな。あと瓦屋根の建物はシートで覆われてる率高し。
  • にも関わらず、築何十年だよと聞きたくなるボロい庁舎が予想外にもほぼ無傷(入口の自動ドアが動かなくて通用口に誘導されてた程度)。むしろ新しい方のが被害が出てるって何事だ。案外何もしてなかったのが却ってバランスを保つ結果になっていたのか? 何にしても謎すぎる。
  • 帰りはいつも通り本数の少ないバスのつもりでした。
  • 処がいつ迄待っても来ない。つーか待ってる内にハラ具合がおかしくなってきたんで、馴染みの接骨院に駆け込むついでにカタコリの方も診て貰う。
  • その後バス停では無く発着場迄出向いたら、運休の張り紙が……。
  • 仕方無く自腹を切ってタクシーで帰るハメに。バス代の6〜7倍だヨ! 懐に寒風吹きまくりだヨ!


だらだら記してたら日付が変わっちゃったなあ。まあそれはそれとして。
目下の不安は自分の通院の為に必要なローカル線が未だに運休状態って事。今度の水曜日迄に動く様になってなかったら非常にヤヴァイんだがッ。下血してる以上、薬が無かったら悪化の一途を辿るしか無いんだがッ。いや下血してなくても薬が無ければ症状を抑えられないから、悪化するのは当然なんだけれどもー。
流石にもう寝ないと不味いから、起きたら念の為に他の交通手段を調べるしか無いなあ。


被災地について思う所と言ったら、これから精神的ダメージの反動が怖いよね。あと避難場所でトラブルどころか犯罪が起きても見て見ぬ振りをされたりとか。
あとあの孤立地域の多さは交通インフラの貧弱さ故じゃないかとも思ったり。同じ関東でも自分がいる僻地だと車が無ければ何処にも行けないんだし。幾ら津波で町が壊滅状態とは言え。
その辺を考えると、地震に対する備えってまだまだやる事があるんじゃないかと。耐震強度や防波堤に付いては、ある意味上を見たらキリが無い部分がある以上、それ以外の所での対策がさ。