passing throughらすと

ガッシュネタ話、最後は4話とエピローグです。
そしてここから下は、ちょっとしたヨタ話。予告通りの妄想語りってヤツです。
ネタバレも豪快に含んでるってな訳で読了後推奨。


そもそもガッシュを全巻読み返した時に、ふと“パートナー“も”変なヤツと言うコンビはそれなりにいたけれども、パートナー“が”変なヤツっていなかった様な気が”等と思った事から、エリカの性格が決定しました。女にしたのは頭の片隅にWA:Fのエマ博士のイメージがあったからかと。つまりは自分の萌えツボをブチ込んだ訳だ。尤も、話のネタ自体が趣味全開なんだけれどもー。
その流れで、今回のコンセプトは“魔物よりも目立つパートナーの人間”になりました。なモンでコレが無かったら多分エリカを魔物にしてたと思われ(原作では魔物が女で人間が男と言う組み合わせがパティ組とバランシャ組ぐらいしか見当たらないから←単純)(レイラに関してはそもそもの千年前のパートナーがどうだったか分からないので除外)。とにかく変人を出したかったんですヨ。それで言ったらナゾナゾ博士がおるやんけっつー気もしますが、魔物の方のキッドも面白いキャラだったけど退場も早かった為に、最後までサポートしてくれたナゾナゾ博士の印象の方が強く残ってしまったってな気がするんで。
そんな訳でまたもコリずにオリジナルの魔物とパートナーを出した訳ですが、エリカもザインも元は未発表のオリジナルの方から顔と名前と髪の色だけ引っ張ってきたモノでした。何で未発表なのかっつーと、今の自分に長編をやる余力が無いからと言う非常にヘタレな理由なんですが(喀血
ついでに言うと、エリカとザインのコンビは“ヨルムンガンド”のココ姐さんとヨナのイメージが念頭にあったりして。尤も言動にまで影響を受けたエリカと違って(だから“40前の言動じゃない”と言う……)、ザインの方は何となくイメージを借りた程度ですが。
とりあえず石版編への影響の出ない時期と内容って事でザインはとっとと強制送還にしたんですが、その後もエリカはひたすら研究に没頭してると思われ。勿論喪失感の埋め合わせの面もあるけれど、何より本人が言ってる通り学者バカですからアレは。
……ちなみにエリカの衣裳はマトリックスを意識したモノだったり……。だから悪目立ちしてると言う。とにかく清麿に呆れてもらいたかったんでッ(目的がそれかヨ
更に言うと2話目で出て来た紫色の何かは、SaGa Frontierに出て来たモンスターのラバーウォームを元にアレンジしたモノだったりして。……舌の先に目を付けたのは単なる趣味です。


趣味と言ったら、冒頭から出て来る宇宙論関連はまさしく趣味の産物ですネ! 今回参考資料として読んだのがこっちにも放り込んである“パラレルワールド”って本。インフレーション宇宙論を中心にしたそれ関連の話の本なんだけど、ノンフィクションの扱いだからそう難しくは無いんで、興味のある人は読んでみてはどうでしょう。
っつーかこの本の文中にもある様に“十分に進歩したテクノロジーは、魔法と区別が付かない(クラークの言葉)”っつーだけあって、そういう意味でもかなり面白いです。そんでもって重力ってのは宇宙に存在する力としては弱い方なので、電磁力にあっさり負けると言うのに笑った。……確かに磁石で簡単に金属が持ち上がるモンなあ。それだけでも明らかに重力のが弱いってのは分かるし。それを頭に入れた上で、改めてガッシュを読むと何ともかんともッ。
そしてマルチバースの概念が面白かったんで、タイトルも最初は“passing through the Multiverse”にしてたんだけど、コレじゃ長いんで最初の2単語だけにしたと言う。


処で“本を燃やされた魔物は魔界に強制送還”と言うルールがある事から、出会いと同じだけの別れがガッシュにはある訳で。だからガッシュネタで話を考えると、どーしても喪失感が絡んでくるんだよね。イキオイで今つい打ち込んでる最終話の後の清麿の話でも、何処かしらそれが漂ってる感触があるし。
少なくとも年内には公開出来る状態にしたいなあ、この話も。そうなってくるとレイラの方は……いつになる事やら……(滝汗


余談。この話でのエリカは生まれつき子孫を残す機能に問題があったり。だから“養子にしたい”なんですヨ。そしてその辺りの関係でムネもささやか、と言う。