迷子を生む地図

帰宅途中、バスを降りた所で道を聞かれる。
車で移動中の女性2人組で、C(仮名)と言うレストランに行きたいとの事。自分も過去に行った事のある店だったので、全然方向が違うと答える。すると助手席の方の女性が手にしていた地図を見せてくれたのだが、これが酷い。
どうやら店の方で配ったのだろうと思われるチラシに書かれた地図なのだが、周辺にある警察署や橋等と言った目印になりそうなポイントとなるものがぐねぐねした道に書かれている。しかしその道の書かれ方がどう考えてもおかしい。縮尺がおかしいだけでなく、曲がるべき所が曲がってなかったり真っ直ぐ行くべき所が曲がっていたりと意味不明になっている。道を知っている自分ですらどれが何処を指しているのかを理解するのに苦労する有様。
とりあえずこの地図を見ている限り埒があかないので、(車で)5分程掛かる所にあるコンビニの場所を教え、そこで道を聞き直す様に言う。


店に来て貰う為の地図が迷子を生み出してどうするのやら。つーか、地図としての役割を果たせない地図ってのは如何なモノか。


無事に辿り着けたかどうかとか考えながら、むしろ今来た道を戻って行ってコンビニと回転寿司の並ぶ交差点を曲がる様に指示した方が良かったカモとか、今頃になって思っている自分もどうなんだ。